初盆

小さい頃からお盆は、
みんなでお墓参りをすることが、
年に一度の大イベントでとても楽しかった思い出があります。

その先頭を切って先祖供養していた父親も、
今年はされる側。
兄と二人でお墓掃除に行ったとき、
父だったら、こうするだろうなと思うように、
全身汗だくになりながらもなるべく手を抜かずにやろうと・・・
初めてのお盆の準備をしました。

そして、花を生けるのは私の役目。
どう生けても花はそれだけで美しいのですが、
ここはちょっとこだわりたくなります。

実家では母がいつも、どこかしこに花を飾っています。
散歩途中で見つけた花や、庭の隅に咲いている花など、
父はそのさりげない花に安らぎを感じていただろうな~
ってふと思いました。

父のお墓には、
大きな薄ピンクの百合の花を中心に生けました。
実家の仏壇にも、夫のご先祖様たちにも、
やはり、百合を飾ってそこに合う花々を合わせて飾りました。
きれい~~(自分も大満足)。

親戚のお墓に寄ると、
カラフルなトルコキキョウが生けてありました。
全部その花だけで統一してあるため、それはそれでとても品があり、
お~、センスいいなあ・・・

また、お花よりお供え物が凝っているところも見られます。
普段静かなお寺もたくさんの家族でにぎわい、
お盆のお墓参りの楽しさはこの家々のにぎわいにも楽しく、
うれしいものだと思いました。

昨日は雨降りでしたが、
玄関先で迎え火をしたとき、
あ、父が来ている?
家族がみんなが揃った感じがして、
ほんわかとする空気に包まれました。

夜は自宅でテレビを見ながら、
娘と夫のおしゃべりが止まらず、笑いが止まらず、
家族みんなこうして健やかに暮らせていることに、またまた感謝でした。










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