過去は終わっていない

今日は岩手クラスの合宿1日目でした。
普段よりもじっくりと一人一人の近況について話しましたが、
先生からするどい問いかけが入ったり、新しく聞く話があったり、自身の成長を感じられる言葉があったりと、
いずれにしても、どんな話も今の自分に突き刺さるような内容でした。

今回わたしは先日出てきたインナーチャイルドの話をしました。
チャイルドと言っても20代の子です。
その子の背中をさすり、
「大丈夫だよ。ひとりぽっちではないからね」
「本当に大丈夫?」
「本当に大丈夫だよ、わたしがついているよ」

そんなやり取りをしていましたが、
この話しているときに涙が出そうになってしまいました。

このじーんとこみ上げてくるもの。
もう大丈夫と何度も何度も言ってあげたと思っていたけれど、
もしかしたらもう少しこの子の側にいてあげてもいいのかもしれない、って思いました。
移りゆく秋の空を眺めながら(そういう風景の中にいる子)、
元気になったその子が「もういいよ」と言ってちょっぴりたくましさを感じるくらいまで、
あと少しだけ側にいてあげたいと思いました。

過去のことだけれど、終わっていなかった。
ずーっと長い間、病気を克服したから?今は元気な体だから?
だからもう過ぎ去ったこととして、単なる思い出として終わっていた。
あの頃、誰にも自分の寂しさ、怖さ、不安な気持ちを言わず、
一人ぽつんと真っ暗なところにいる自分を助けてあげることなく、時が流れていった。

この子は取り残されたまんま、何も変わらず何十年経ってもそこにいたんですね。
むしろ、あの頃よりももっと寂しい思いをしたまま、そこにいたような気がしました。

インナーチャイルドというと、
一人では生きていけないような本当に小さな小さな子どもというイメージがあるかもしれません。
実際に助けを求めてきた子はそうでした。
でも、もっと大人になってからのインナーチャイルドも出てくることがあるそう。
そういう時は、体が大人だからと躊躇せずに、
過去に閉じ込められている自分がいたら、ちゃんと今の自分が助けに行きたいと思います。

明日は、どんなワークがあるのか、
先生から仲間からどんな言葉が自分の魂に届くのか・・・
とっても楽しみです!












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