風通しよく

風通しのいい関係って、いいなあ~と思います。
思ったことを何でも言い合える、嘘のない関係?

思ったことが言えてないというのは、
誰かに遠慮しているとか、悪く思われたくないとか、勘違いされたくないとか、
どう思われるかが気になって何も言えなくなるということ。
だから、そういうことを考えずに話せるというのは、
お互いに理解し合いたいという気持ちが根底にあってそうなるものかもしれません。

また、嘘があるとかないとかいうところに焦点がいくのは、
関係性を築くときに、
正直でありたいという、心と発する言葉を一致させたいという気持ちがあるように思います。
また、正直さはあった方がいいとは思うけれど、
嘘をつかなくて済むような関係というのは、
どう思われるか自分が心配しないで済む関係のことを言っているのかもしれません。
なんだかそっちは、保身的だし相手にゆだねすぎているように思います(自分ではなく相手次第)。

思ったことを言えないというとき、とても息苦しさを感じます。
言ってしまったら何かよくない状況になると思っているので、そうなることを恐れ我慢するので苦しい。
自分が言った言葉で相手を傷つけたらどうしよう、
相手を不快にさせたらどうしよう、
相手が自分を嫌ったら、自分から離れていったら・・・
これは、我慢させられる相手がいるからそうなるように聞こえますが、
全て自分の(自分が起こしている、創り出している)話なんだと思います。

相手が傷ついたら、自分が悪者になるのが怖い。
相手が不快に思ったら、自分が責められているようで辛い。
嫌われたらもう生きていけない、離れていったらひとりぼっちになってしまう、もう安心できないなどなど。
自分が怖い思いをしたくなくて辛い思いをしたくなくて、
孤独で不安にならないことを望んでいるからなのだ。
または、その望んだ状態があることが幸せなんだ(それ以外はダメ)と思っている。

だから風通しよくしたい、と思ってみても、
先頭をきってそうするには勇気がいるし、
もしかしたらリスクがあるかも、大変な思いをするかも、
今のままの方が傷つかないで済むし~って、ちょっとひるむときがあります。
そう思うこと自体がパターンであるのですが、
人って、大変なことはできるだけ避けて生きたいと思ってしまうのだ。

ただ・・・
その『大変なこと』を越えて吹く風は、このうえなく爽やかで気持ちよいのだけれど・・・

人との関係性を築くとき、
必ず頭のどこかで、ここの風通しってどうだろう?と思うクセがついてしまったように思います。
それくらい、思ったことを言えている自分であるのかどうか、
また他の人たちが少しでも言いやすい環境を自分は創り出そうとしているかどうか、
結局は自分のためにしていることなのだと思う。

大きなところではなくても、
小さなところでの関係にまずは自分が風穴をあけていきたいです。









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