今まで読まなかった本

何人かで仕事の話をしていたときのことです。
ビジネスカタカナ英語?が何個か飛び交い、
ん、それって何?と言葉の意味がわからないまま聞いていました。
しばらく話を聞いているうちに、やっと、何のことかがわかりました。

普段、自分の口からは出ることのない単語って、
意味をしっかり理解しているわけではないので使うことがありません。
何となくそこを避けるかのように、ビジネスカタカナ英語が出てくると、
それ以外の言葉(日本語)で自分は理解しているんだなと思いました。
そして、日本語ですから、親しみがあるというか、口ずさむことに慣れているため、
いつまでたっても新しい言葉が覚えられないんですね(もうすでに新しくはないのかもしれないが)。

そういうことがあると、
さわぐパターンは、●自分は頭が悪い、です。
何でそういうわかりにく言葉を使うんだ、日本語で言ってよ、
というイラッとした気持ちがまずわいてきますが、その後、
ああ、自分ってそんなことも知らないのか、
頭がいい人たちは普通に使っているのに・・・本当に知識も教養もないんだな自分って・・・ついていけない。
と悲しい気持ち、一人取り残されたような気持ちにパターンはなっていきます。

そんなことがあってか、本屋さんで目に飛び込んできたのが、
『頭のよさとは説明力だ』齋藤孝著(詩想社)の本。
こういう知的向上を促すというか、ハウツー本は、考えてみれば手に取ることがなかったです。
頭がいいか悪いかというところを気にしているわりには、
言葉をよく知っていて、トレンドの単語もす~っと自然に出てきて、
相手が聞いていてとてもわかりやすい、説明がうまい人のことをなぜ研究してこなかったんだ?と思いました。
自分には身につけられない、どう頑張っても無理、頑張るだけ無駄と決めつけていると思っていましたが、
そこに向き合いたくなかった、という方が大きかったのかもしれないと思いました。

それで・・・この本を買いました。
いつも偏りがちな本の種類。
いろんな分野の本を読んでいくのもいいかなあと思う自分と、
たぶん読んでもわからないという自分(パターン)がチラッと顔を出したのですが、
今は、知りたいという気持ちが上回り、ちょっと軽い気持ちで読んでみようと思います。







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