心と身体のつながり
先日の岩手クラスでの話の中にあった、
完全な肉体よりも100%の精神性、というところはとても腑に落ちるものがありました。
完全な健康体は生まれもったものもあるし、老いていくことも避けて通れませんが、
本当の「私」とパターンは誰にでもあり、精神性ならばその人なりに高めていくことができます。
心と身体はつながっていると、
体験として知っている人は多いと思いますが、
この『つながっている』ところに注目しすぎると、
身体の不調を、心の不安定さ精神性の低さ、
といったマイナスな捉え方を常にしてしまうことになると思います。
そうなると逆もあって、
体調がいい人は、いつも安定していて精神性が高い人みたいになってしまう・・・。
本来はその事象には、プラスもマイナスもなく、
不調という事実(体験)が今そこにあるだけで、
不調だから何?・・・っていう何の意味もそこにはありません。
体調を崩す原因となったことなどはあるのでしょうが、
それ以上に意味をつけてしまうのは、人が頭でやっていることです。
だって自分がだめな人間だから具合が悪くなるんだとか、
心が弱いから、身体が弱いから、パターンのケアができていないから(これは自分が陥りやすいやつ)
といった捉え方をもしいつもしていたら、
それは辞書にある言葉に、さらに自分だけの意味を勝手に付け足しているという状態です。
頭ではわかったつもりでも、どうしてもそこにマイナスのイメージを持ってしまう時があります。
そのときは、
『自分を成長させるために最も適した現象』と意味付けしてもいいかもしれません。
これは今の自分に、一番大事なことを教えてくれようとしていると考えれば、
早く去ってほしいもの、やっかいなもの、不要なもの、すぐ薬で消してしまえば良しとするもの、
ではないことを感じ取れると思う。
また、何かに引っかかっているパターンが見つかるかもしれない。
不調だからこれを止める、避ける、変える、動く、動かない、休む・・・といった行動は自然なことですから、
動物のようにただただ身体に忠実になっていけたらいいですよね。
ここ痛い~、ここ治りが悪い~、
あ~もう早くすっきりしたい、楽になりたい。
と軽々言える相手がいるということは、実はありがたいことです。
口に出せるとパターンのケアがしやすくなります。
もうすでに心の声がもれているわけですから、
あとは「私」がそこをよく聴き、受け止めてあげたら、
これこそが、『心と身体はつながっている』を実感する体験なのだと思います。
わたしの魂も、完全な肉体よりも100%の精神性(ものすごい高い目標だが・・・)
を喜びながら目指しているような気がします。
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