柔軟にいこう

途中から見たTV番組ですが、
団子屋さんがお団子がなかなか売れないから、おでんを売り始める。
というのをやっていました。
突然の思いつき?だったのか、それ用の四角い鍋もなく(仕切りとかが無い)、
家にある大きい鍋を使って具材をごちゃっと入れて煮込んでいました。
団子を買いにきたお客さんが、店頭からの湯気に気づき、
「おっ!おでんじゃん・・・」という顔をして買っていきます。

少しずつ、その湯気と美味しそうな匂いにお客さんが来るようになり、
具材の方も、串刺しの白い団子なんかも入っていたり、
餅巾着にあんこ入り団子を入れてみたり、
団子屋さんらしい工夫もして、売り上げがどんどん上がっていきました。
商店街の他のお店も、それに負けじといろいろ呼び込みをして対抗するのですが、
寒いこの季節には、とにかく心も体も満たしてくれるあったかおでんは強いです。

で、思ったのは、
人生ってこういうものかもしれない・・・と。
ちょっとした思いつきと、それをする勇気と努力で、
いかようにも状況が変わるのではないかと。

どうしてそれをやるか?は、あまり関係ないのかもしれません。
立派な理念や、それをやるはっきりとした自信や根拠がなくても、
この団子屋のように、思いつきのちぐはぐ感が出ていたとしても、
そんなの関係ない・・・。
何となくやってみたい!
これでいいのかもしれないと思いました。

その団子屋さんは、社長がおでんを仕込み(団子も社長が作る)、
パートのおばちゃん一人が店頭に出て売っています。
そしてなぜか、
そのパートのおばちゃんの息子さんも具材を買いに行ったりして、
手伝ったりしているんですね(バイト代は出ているのか?)。

急におでんを始めたので、
串に刺さった団子とか、牛筋(これも串に刺さっている)とか容器からはみ出るために、
強引にセロテープで止めたりと、売り方もおぼつかない。
見かねたお客さんから、
これじゃあ汁こぼれるから串から外して入れて~と言われて、そうしてみる。
また、売れ筋のものもだんだんわかってきて、仕入れも変える。
鍋もあるものを引っ張り出してきて、増やしていく。
日に日にお客さんから教わっている感じです。

ピンチの時は、自分一人でがんばっている気になっているけれど、
自分一人で何とかしようとしているからピンチにもなるのかもしれません。
また、この団子屋さんが、団子だけにこだわっていたら・・・
今も暗い顔をして何も変わらなかったかもしれないです。

まず、やってみよう。
そこから学んでみよう。
違ったらまた変えよう(←これだ!)。
今年は、こういう柔軟さをもっていきたいなと思いました。
これをしたんだから、この先もこうしなきゃっていう、
決めつけやこだわりをなくし、
「もしかしたら・・・〇〇だって決めつけなくても、もう、いいのかもしれない・・・」
まさにこのマントラのように。

去年やってきたことを地に足を付けて実現させていくのが、蛇年だそうです。
その柔らかさをもって実現していこう!




茅ヶ崎の厳島神社








コメント