あじさい


家のあじさい



梅雨の季節、あちこちであじさいが咲きはじめました。
あじさいって、私のイメージでは、
一般庶民の生活に似合うお花という感じなんですが、
実はたくさん種類があって、
よく見ると、咲く場所によってかなり色合いや形が変わってくるようです。
あちこちどこにでも見かけるわりには、
どんな花が咲いていたかは忘れてしまう、そういう存在。

若いころはなんとも思わなかった、そのどこにでもあるあじさいが、
今年はなぜか視線が向いて、
散歩をしていても立ち止まって見入ってしまいます。

我が家にも一つ、
ホームセンターで買ってきて植えた、ごく普通のあじさいがあります。
本当は、真っ白のもこもこした丸いものか、
鮮やかなピンク系もいいなあと思っていたのですがー
結局、ホームセンターには普通のものしかなくて・・・
欲しいものとは違った花が今、咲いています。
花より葉っぱの存在感がすごくて、
なんか思う通りの咲き方じゃないけど(ここでも、思い通りにしたいパターン登場)
これがまた、とても愛おしく感じます。

空き家で、何年も誰も手をかけていないような家の庭にも、
あじさいが咲いているのをよく見かけます。
今はすっかり寂しそうなその家にも、
かつては家族が暮らしていて、
今年も咲いたなあ、きれいだなあって思ったんだろうなあと想像したりします。

何年でもそこにいるあじさい。
雨にあたってみずみずしさが増していく様子は、
この季節だからこその美しさですね。

空き家に咲いていたあじさい

コメント