夢占い




あるTV番組で、芸能人の夢を占うみたいなことをやっていました。

夢について研究し続け、心理学視点からなぜそのような夢を見るのか、

その人の心理状態をいい当てる先生がいました。


夫とふたりでご飯を食べながら何気なく見ていたら、

たまたまその先生の解答と自分が思ったことが当たりました。

次の芸能人の夢もへんてこりんな夢でしたが、

何となくこうかなとつぶやくと、それも大当たり・・・


え?すごいじゃん!何でわかるの?

と、夫が興奮し始め、

じゃあこの人は?と解答をせかすようになりました。


こうなると、だんだん私も躍起となってしまい、

のんびり見ていたTVのはずが、箸を置き、画面を凝視。

夢の内容だけでなく、その方の最近の活躍や今ある外見、雰囲気、

なんとなくの性格などあらゆる角度から分析をして、

もう当てに行くモードで前のめりになっていました。


当てにいくモードになった私の夢占いは、

それ以降は全然当たらなくなりました。

夫は、なーんだ、まぐれかあ。

と普通にご飯を食べ、お互いの変な夢の話題に変わりました。


なんかこれって、

もしかして量子力学っぽい?と思いました。

意識をそこに向けた途端に、そこにあったものが見えなくなってしまう。


パターンで話を聞き、パターンで人を見るとき、

純粋なそこへの観察ができなくなるのだと思いました。

そこには直感というものもなくなります。

思考だけの世界になり、

考えて考えてでつくられた世界は、

作った人のパターンや意識での視点になるのでしょうね。


それと、もしも夢占いや〇〇占いが当たったとしても

面白いかもしれないけど・・・だから何なんだ??


昔は占いが好きで、占いで出た答えに、

自分ってこういう人間なんだとわかった気がしていたし、

自分で自分のことは分からないはずだと思い込んでいたので、

他人から見た自分(占い)を信じたかったのかもしれません。


今自分が知りたいのは、

他人から見た、他人が分析した自分ではないんだなあ。

とあらためて思った夢占いでした。


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