秋旅の途中
黄金色の稲穂が美しい季節になりました。
のどかな田園風景を見ながら、昨日は室根山(むろねさん)まで行ってきました。
標高895mとあまり高くはない山ですが、
天気がとても良かったので、展望台からは気仙沼港や大島まで見渡せました。
この山にはちょっと憧れがあり・・・パラグライダーができる数少ない山なのです。
この日も結構高くまで飛んでいるライダーたちがいて、本当に気持ちよさそうでした。
ふもとに車中泊をして、
今朝はまた展望台まで上がり(超寒い)、遠くに見える雲海を見ることができました。
ナイアガラの滝のように、風に流された厚い綿のような雲の帯がその下にある町を覆い、
全部のみ込まれてしまったかのような別世界。
神秘の世界でした。
午後からは、
岩手県民ならば子どものころほぼ修学旅行で行ったことがある、と思われる、
わたしも例外なく、6年生で行ったと思うのですが、ほとんど記憶がなく・・・
今回、夫も同じく何も覚えていないということで、
あらためて藤原氏三代の歴史を紐解きながら、広い境内を歩きました。
金色堂の装飾を食い入るように見つめ、
極楽浄土を表したと言われる庭園を歩き、ここだけ時がゆっくり流れるようでした。
源義経は、本当にこの地で最期を遂げたのか・・・などなど、
今までしたことのないような夫婦の会話ができたことが、何かとてもうれしく、
特別な場所として刻まれたような気がします。
しかしながら、平泉を堪能するということはかなり歩くことになりますね(くたくた)。
とても遠くへ行ってきたような心地よい旅の疲れを感じました。
「海もいいけど、山もすごくいいね」と山の魅力を今回は再発見。
林の中を歩いていると、もう~森林浴そのもの。
マスクを外し、めいっぱい大地が与えてくれる新鮮な空気を吸い込み、
心も魂も洗い流してくれるような、たくさんの光を浴びながら、
本当に自分って、自然のほんのほんの一部。
小さな存在だけど、ちゃんと生かされていただいているんだなあと思いました。
今晩は一旦自宅へもどり(クール便が届くことになっていた!)、
明日の朝、また旅の続きを再開したいと思います。
今年もお米は豊作だといいなあ。
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