正直さとは?

誰かに否定されたと思うときは、
自分は間違っていないと思うんだけどな~という気持ちと、
自分に正直にやってみよう、という気持ちが同時にやってくるときがあります。

前者の方は、そこに少なからず、
そう思うきっかけとなった何かに対しての否定的な感情(もやもや感)があれば、
それはパターンだと気づくことができます。
後者の方は、正直にやってみようと思うときに、
すがすがしさや、明るさや、前向きな感じ、すっと進めるようなものがあれば、
パターンがしたいのではなく、本当の「私」がそれを選び、行動へと移そうとしていることがわかります。

でも、この気持ちをちゃんと受け入れる前に、
頭の中だけでそれ以降の行動を全部やってしまうことがあります。
もやっとしたからこれはパターンだからダメなんだ、やっちゃいけないんだ、
と判断し行動を変えようとするのがそれです。
パターンがやりそうなことはもうわかっているので、それをしないように避けていこうとする自分。
でも、パターンの感情は残っているため(ケアされていない状態)、
正直にやってみようと思ったはずなのに、言っていることは何かへの否定だったり、
自分の正しさを見せたいというものが、どこかに感じる。
やはりまだ「私」ではないのです。
正直に、正直に・・・と言っている割には、
全然すがすがしさや明るさが出てこない。
結局、自分は間違っていない(自分の方が正しい)、という言動で対処しているんだなと思いました。

ただ、正直さというものも100%毎日それができるか?と言えば・・・たぶんできません。
ですがそういうときでも、
今の時点では、こっちにしよう、今の自分では、ここまで、
というような選択を意識的にしているかどうかで、結果は違ってきます。
●正直じゃない自分はダメだ、というパターンではないところで選択していく。
そうすると、そうではない自分がいてもダメではないんだ、と少し心も軽くなります。

自分を楽にしてあげたいって考えると、
どこか本当の「私」でやっていきたいという純粋な思いから、
いつのまにか「私」で生きていない自分はダメなんだ、
というところに陥ってしまうところがあるかもしれません。
黒パターンがあっていいということを、忘れてしまっているような。
「私」は、どちらでもいいですよ~とすべてにOKを出している存在。
そこも、忘れてはいけないですね。

間違っているところもあるのかもしれないけれど、正直な気持ちを大事にやってみよう。
何か違うと思ったら、やり直そう、またはやめよう。
そしてもう一度、その動機を思い出し、「私」が選ぼう。
・・・ということが「私」の正直さです。






















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