捉えたものが表れる

しばらくの間、会っていなかった人と久しぶりに会ったとき、
以前とは何かが変わったような、違う人のように感じることがあります。
その人自身が変わったということもあるのでしょうが、
自分のその人に対する捉え方が変わりはじめたから、見えるものが変わった・・・
というのもあると思います。

捉え方って心や頭の中で起きていることだから、目には見えないものですが、
自分がその人を見るまなざしや、態度、表情、手の動き、声のトーン、息遣い、言葉の選び方等々、
そこから身体のいろいろなところへ反応して表れていきます。
そういう意味では、見えないはずだけれど、表れてしまうものです。
また、相手との違いを認め、共感し、でも自分は自分でそこにしっかりといる感覚は、
落ち着きがあって軽さがあって、とても楽だなあと感じ、
またさらに身体はリラックスして動きが自然になっていくように思います(顔も引きつらないし)。

そうやって自分に少しでも変化があると、
良くも悪くも目の前にあるもの、人、事象が変化していくことがよくあります。
だから、起きていることを見れば、
自分がどう反応していたのかが見えてくる。
どんな表情で態度で言葉で自分を無意識に表していたのか、
その身体は、起きたことにふさわしいもの?だったとわかるのではないでしょうか。

相手から見た自分って、
隠しているつもりでもしっかり身体の部分部分に表れていて、
だから心の中って、微妙なところから見透かされてしまうものなんでしょうね。

それだったら、はじめから正直にそのまんまでいきたい。
でも、どうしても何か引っかかってしまうというとき、
とりあえず、そこは相手にはわからないように隠そうと反応してしまいます。
でも、そう意識すればするほど、心地悪く感じてしまっている・・・
だからまたさらに、顔に態度に身体に表れる・・・

でも、そこから変わっていくことを、
最近よく練習させられているように思います。
実際に捉え方が少しだけでも変わりはじめると、
自分の身体の動きも少し自然になり、心地よいものになっていきます(実にわかりやすい・・・)。
心の動きと身体の動きはつながっていますね。









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