私の体の記録②

県立病院の耳鼻咽喉科に行ったときには、
もう手術の日程を自分で考え、
入院となったら一人の時間ができて、なんかゆっくりできるかもな~
『入院=神からあたえられた休息時間』
などと、都合よく考えている自分(パターン)がいました。

しかし、
鼻という顔のほんの一部分の手術なのに、
部分麻酔ではなく全身麻酔が必要だということをはじめて知ります。
過去の私の病歴から先生は
「うーん… 取りたいですか?リスクがどれだけあるか、まずは調べないとね」
え、取るんじゃないの?
呼吸器科を紹介され、
思ってもみない展開へと進んでいったのでした。

全身麻酔ができる身体であるかどうか。

そのための検査がこれからはじまります。
30年以上も前の病気が、
今どのように私の体に影響を及ぼしているのか。
現在の状態を知れるということは、
自分の現実を知ることでもある。
それは心のどこかで願ってきたことだったように思いました。

検査は、まず肺機能に異常がないかどうか調べます。
CTに移った自分の変形した肺(正常な肺と並べられて説明を受ける)。
一部ヘチマのように固くなっていてもなお、
残された肺で今日までがんばってきたんだって思うと
自分を褒めたい気持ちになりました。

呼吸器科の診察室は4つあって、
自分の担当の先生だけ、診察スピードが極端に遅かった。
それだけ先生は患者と向き合い検査結果も受診もていねいだということ(と、受け取る)。
朝に来て夕方までかかって、
5時間以内で帰れた日は「今日は早い!」と思うほど。
あとは会計だけっていうときにも、追加検査を言われて戻ったり、
次の受診の前に、循環器科へ行くように電話がかかってきたり、
おかげ様で、疑うべきところはすべて診ていただいたように思います。

結局、私の息切れ・動悸(数値の悪さ)がどこからくるものなのか?
全身麻酔ははたしてできるのかできないのか?
先生が出した答えは、
「あと考えられるのは、喉の筋肉が麻痺しているか・・・ぐらいなんだよね」

で、それが大当たりだったのでした。

内視鏡で診てもらうと、
喉の声帯が半分麻痺して閉じられたまま。
もう片方の声帯が必死でなんとか動いているというより、
もがいているかのように見える喉の様子がありました。

これだったんだ。
この入口がいつからか半分になっていたことで、
呼吸がしずらかったし声が出にくかったのだ。

呼吸に必要な2か所の穴(鼻と喉)がふさぎかかっていた。
酸欠になりやすいのは変化した体の構造にあったのだとわかり、
なんだか力が抜けました。
半分だけ弱々しく動く声帯。
その映像を見たときは、
知らない間にこんなことになっててごめんねって、
同時に理由がわかったところで少しほっとした気持ちになりました。

ということで、
全身麻酔をする際の気管挿管は、
残された声帯に傷をつけかねないということで
(そうなったら首に穴を開けるしかない)
命に関わるリスクと、日頃の頭痛や息苦しさを天秤にかけ・・・
私のポリープ手術は無事?できないという判断で終わったのでした。

もう少し、つづく・・・






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