ネガティブの良さ
ネガティブな感情は、
人と人を惹きつける力があると思います。
私も、ものすごいネガティブオーラ全開の時がありましたが、
そういう時どんなにつらくても、意外にも完全なる孤独、とはならず・・・
自分の強烈なネガティブ感情に共感してくれる人がいて、
とても救われたことを思い出します。
きっとそれは、悲しさ、つらさ、絶望感がはんぱなくて、
そういう人って(←自分)、あまりにも不幸感が漂いすぎて、
ちょっと助けたくなるし、励ましてあげたくなるものなのかもしれません。
自分より不幸な人を見ると、
この人より自分はまだマシだ・・・と余裕が生まれるということもあります。
ネガティブな感情はみんな持っているものだから、
しかも、そこから脱出するのは大変な作業だとも知っているので、
その気持ちわかるう・・・って共感しやすい。
それが、ネガティブの良さだと思う。
これが、
ポジティブだとそうはいかないです。
嬉しいよね、良かったよね、という経験も自分にあって、
その気持ちは充分わかるのだけれど、
それは、大変なことではないので、自分が出ていこうとはならないのです。
共感はあっても、ぐーっと惹きつけらるというところまではいかない。
だから、ネガティブなもので引き寄せ合って、
人と知りあったり、興味がわいて仲よくなることがあります。
そこからの結び付きは深く、
ネガティブな共感はポジティブのそれとは違って強固です。
魂が震えるような結びつきというのは、
ネガティブな感情、出来事にこそ潜んでいると思う。
それくらいでないと、魂は震えません!?
でも、そうなると、
相手にネガティブさがなくなったとき、
その関係はもろい・・・というのも否めない。
共感し合えなくなると(またはどちらかが幸せになっていくと)、
急に関係性が冷めるということもあります。
お互いが成長し合える関係になるには、
そこだけで結びつくのではなく、その先を目指すことが大事だと思う。
今までの感情とは違うものをどうやって作るのか?
ネガティブだからこそ、違うものを体験しよう。
そう思う気持ちがあれば、それは互いに影響し合えると思います。
新しい感覚を持てたときに、それを相手にも伝える。
新しい共感があれば、また違う関係性が心地よく感じられるかもしれません。
ポジティブな中にあるネガティブさや、
ネガティブの中にもあるポジティブさのように、
いろんな感情を認め合っていくような作業が、
自分と向き合うことと同様に、人と向き合うときも通じるものだと思いました。
そして、その関係性を築くには時間も必要。
ネガティブさを堂々と持っていられるような、
これからは、そういう裸のつきあいがしたいです。
修学旅行のバスずら~っと |
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