他人の変化



何年ぶりかで再会したその方は(仕事で会う方)、
とてもパパらしくなって、
やさしい笑顔がたくさんありました。
当時は、とても忙しそうで、
会うときはいつもノートPCに向かいながら話しをし、
事務的で、感情が見えず、なんだか機械のような人だなあと。

ところが、今は、
子育て真っ只中の大変さを笑いながら語り、
でも子どもたちが可愛くてしかたないという優しさが、全身からあふれます。
生まれてくる赤ちゃんの数が年々減っていることや、
物価高の話、これからの企業が地域になにができるのか。
以前はほとんど話題にしなかったことを、
自然にお互いの考えで語りあうことができました。

これほどまでに、
この方を変えたのは何?
結婚、子育て、仕事の変化、他にもなにかあったのかもしれませんが、
今まで生きてきた世界とは違う世界に、今は生きている。
そんな感じがしました。
体験というものが、確実に人を変えたのだと思います。

そして、
自分がその方をそんなふうに思ったように、
相手もわたしを、変わったなあと思ったかもしれません。

当時は、障害者雇用の問題を相談していたのですが、
わたしからは、相手の非を問題にするような話で、
受ける方は、あまりいい感じではなかったと思うし、
相手を責めるような発言もあったと思うのです。

わたしがその方を『機械みたいな人』と思っていたのは、
そういう態度をさせていた自分がいたということ。
きっと、機械的に対応しなければ、
感情的なわたしには物事が進まない・・・と思ったのではないか?

変わった相手の理由を探しだしたかと思うと、
今度は自分を観察しだす自分がいる。
最後はやはり、
自分に問うように、そこに戻るようにできているのかなあと思いました。

人の振り見て我が振り直せ。
他人よりも、まず自分を見よ。
今日の再会は、
これを思い出させるためにあったのかも。




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