パターンの継承

母のデイサービスを開拓していました。
いつも行っているところは、父が入居しているため、
自分のデイサービスというより、父のために会いに行っているという感じです。

私としては、もう一ヵ所行けるようなところがあるといいかなと思い、
先日体験(お試し)をしてみたら、
母も気に入ったようで、通うことになったのでした。

ところが・・・
さすが母です。
私のパターンの思う通りにはなりません。
(楽しんでデイサービスに行ってほしいというパターン)

せっかく、いいところを見つけたのに、
母は、体験のときと同じメンバーではなかったと、
前回よりつまらなかったようで、
もう行かないと言います。

母は何かちょっと嫌なことがあったり、嫌な感じの人がいると、
もうだめなのです。
このパターンで、もう何ヶ所ものデイサービスを断ってきたことでしょう。

誰も自分に話しかけてくれなかった(←そんなことはない、ない)。
一人ポツンといた(←結構みなさんと一緒におしゃべりしていた様子)。
グループができていて、自分はどこにも入れない(まだ初日だからね)。
などなど、母は母のパターンのもとで、不満をぶつけてきます。

そんな母を見ていて、
ああ、なんか・・・自分と似ているかも・・・と思いました。

自分にもあるパターンが、母にもある。
私も、新しい場所へ行くと、
周囲から声をかけてもらえなかったり、
一人ポツンといたりすることになると、
自分が大事にされなかったように感じ、悲しくなる。
そんなパターンがあります。

今でこそ、
パターンは落ち着いていることが多くなりましたが、
かつては、被害妄想も結構あり、自分から新しい場所に溶け込むことができませんでした。

母の気に入るデイサービスとは・・・

自分をちやほやしてくれるところ。
周囲が、自分を喜ばせてくれるところです(ずばり言えば)。

親子って、すごいなと思いました。
母のわがままだなあと思っていたところが、
実は自分もそうだってこと。
母の姿は、自分の姿を見せられているかのようで、
ああ、私もずっとこうやって生きてきた!
と思いました。

親子代々に渡って・・・
これは私の代で、よくよくケアして、
なんとかバランスを取っていきたいものです。

そして、今回、
私が自分の都合のために、
そう、自分が困らないために新しいデイサービスに行かせたい!
そう思っていたことにも気がつきました。

母が行きたくない、と言うと、
なぜ困るのか?
それが母の答えであるのに、
なぜ、私が腹を立ててしまうのか?

母を思い通りにさせたい(喜んでデイサービスに行ってほしい)パターンがやはりあります。
困った顔は見たくない。
楽しそうにしていてほしい。
そうじゃないと、自分は不安になるから・・・
と言っている、そちらのパターンも、
ゆるしてあげれるようになっていきたいなあ。

お母さん、いつも私の練習台になってくれてありがとう。











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