選んでよかった
黒パターンで言いそうになるとき、 愚痴っぽかったり、嫌味っぽかったり、 相手に対して否定的だったり、マウント取ろうとしていたり。 とにかくこういう時は、自分は少なくとも不快な気持ちを抱いているときです。 ですが、 本当に「私」はそれでいいの? ということを本当に一瞬のうちに自問自答していることがあります。 答えは、これも一瞬に、 違う・・・「私」はそう思っていない。 黒のまま発言しようとするまさにその直前に、 そう叫んでいる小さな自分が一瞬顔を出すのです。 黒パターンのままに言うのはやめよう(もうそれは選ばない)。 そして、 愚痴ではなく、感謝の気持ちを、 嫌味ではなく、自分の望む正直な気持ちを伝えます。 否定ではなく、相手の身になれば見えてくる、それを受けいれ、 相手を打ち負かすのではなく、その世界から出ていって手を取り合うのです。 そういう言動は、誰より自分自身がほっとしてくるのがわかります。 またそれだけで終わらず、さらにいい方へ流れていくような気がします。 こっちを選んで良かったという体験が増えていくほどに、 状況が変わり、相手が変わり、自分も変わり、周り全体も巻き込んでいく。 柔らかく、心地よく、広がりを持ちながら、 そういう『良いもの』が伝染していくのだと思う。 だから、自分自身がまずは白パターンを選んで話すということが、 どれほどまでに大事なことであるか・・・なのだ。 もしかしたら、時間の流れで言えば、正確には、 本当に自分の心が柔らかくなり、心地よくなり、広がりを感じてから、 すっかり自分が変わってから、言動を変えているわけではないかもしれません。 でも、こっちを選んで話してみよう!と実行に移し始めると、 みるみる目の前の状況が変わっていきます。 だから、これで良かったんだと信じられるのだと思います。 「私」への信頼が深まるような感じがします。