転職の次なるもの
ここ2~3年は久しくゆっくり話す機会もなく、
積もる話にお互いそれぞれに過ごしてきた月日を感じます。
仕事を辞めたと聞いたとき、
あ~しばらくゆっくりできるからいいなあと思いました。
自分だったら、とにかくもう~のんびりしたい・・・
のんびりしたら、次は何をする?
いろいろ出てきます。
しかし、出てきたもののほとんどが、時間の問題ではなく、
やろうと思えば今すぐやれることも多いのです(やる気の問題ですな)。
仕事を辞めなければできないこと、と固く思い込んでいたことって、
こんなにあったんだなあと気づかされました。
友人は、そんなわたしとは違い、
ごく自然に常に働いていることがあたり前になっていたのか、
退職を決めるとともに就職活動を開始していました。
履歴書を何十枚と書き、面接ではそれって心折れるよねーって思うこともあり、
娘さんのスーツを借りてとにかくがんばったそう。
その結果、これまでと全く畑違いの職業を選び・・・
これからは創作活動や、ボランティアなどもやってみたいと話していました。
意外な職種に就いたことにおどろきましたが、表情を見ればそれがとてもいい選択であったことがわかります。
辞めるとき、勇気がいった?と聞くと、
ある意味、続けるか辞めるかの自分なりの限界点があったそうです。
これ以上自分に課すことはできない、と感じ、
「あ、もうここからは卒業なんだな」とあっさり思ったそう。
彼女はその職場にとって要のポジションにいましたし、本当によく働いていたことを自分は知っていたので、
突然辞めると言われて、周囲はさぞかし困惑したのではないかと想像に難くないです。
もう次へと進んでいいんだ、もう充分やったと、そんなふうに自分を見ていたようでした。
だからこそ、新しい仕事によって生まれる新しい時間、新しい生活に、
自分のやりたいことが見えてきたのだと思います。
そこには潔さがあります。
本当にご苦労様でした!これからの人生楽しんでいきましょう!
と言っている自分はどうなの?
・・・とまたしても、『自分の目指す在り方』を考えます。
仕事を辞める辞めない、どちらであっても、自分を貫くことはできるのかもしれません。
ここでなくてもいい(または、ここではない)という感覚と、
ここでこそ学べるという感覚。
今までの価値観を壊し、次に進んでいきたいという気持ち、
自分にもあると感じます。
考えるきっかけを作ってくれた友よ、ありがとう。
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