不得意分野



自分が不得意とするものが二つあります(いやいやもっとあるけど)。
一つパッと浮かぶのは、計算です。
いわゆる算数ですね・・・
数字に関して恐ろしいまでにセンスがないというか、とにかく数字に弱い。
何がどうなってこうなるの?という感じで、本当に自分には理解不能の分野です。

不動産の仕事をしていた頃、
パパパッと頭で計算してお客様にざっとの金額の話をする先輩をみて、
なんて頭のいい人なんだ・・・と、驚いたのもつかの間、
周りの人たちもみんなそういうことができていてとてもショックでした。

ゆっくり計算したとしても混乱している自分。
物件調査をしたり、お客様に合う不動産を探すこと自体は好きでしたが、
自分にはパパパッと数字をはじき出す、ということがどうしてもできませんでした。
電卓片手に話しながらどんどん数字を出していく人を見ると、魔法使いのように見えてしかたありません。

今でいうLD(学習障害)ではないかと思うほど、
恥かしながら自分でもびっくりするくらい数字に関すること全般が苦手なので、
大人になってからも、結構困ることがたくさんこれまでもありました(家計簿も当然アバウト)。

もう一つは、何かを人前で説明するということ。
論理的に順序立てて物事を説明するということが、なかなかできないのです。
辛うじて、好きなことに対しては理路整然かどうかは置いておいて、
話しの順序もめちゃくちゃで、日本語になっていなくてもいいのであれば話せるかもしれません。

でも、「それ、説明してください」と言われると、
本当にどうしてここから話しはじめるか?と思うようなところから話しだし、
自分にしかわからないような抽象的な表現しか出て来ず、
「なんか~、こんな感じです」
と、どこにも説明らしきものが出てこないで終わるということが多々あります。
そう、どんな感じだったか?という質問ならば、結構答えられるのですが・・・

自分を観察するに、思考回路の問題ではないかと思います。
論理的な思考回路がないというか、
感性で受け取って終了するというか、感覚的なところでしか受信できないのではないかと思ってしまいます。
ですので、
「ちょっと何言っているのかわからない」「どーいうこと?」
と言われのはいつものことなのです(自分でも何を言っているのか、わからないのですから)。

計算能力がないということと、理論的な話ができないということ。
それは、生きるのに、そこまで大事ではない能力なのか?
それとも、そう思っているのもパターンなのか?
劣っているとわかっていても、何とか生きられる。

そんな自分であっても、これからも何とかやっていくのかもしれないなと思いました。

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