用意周到

ある仕事の予定がキャンセルになって、
ちょっとほっとしている自分がいるとき、
自分の本音が見えたりします。
本当は、行くのが怖かったんだな・・・と。

また、突然に入った予定に、
もうやるしか選択しかなく、
勝手に体や口が動いた自分をふりかえり、
こんな自分がいたんだな・・・
と思う(火事場の馬鹿力だったのか)。

どちらも自分でした(予定を入れた)ことなのですが、
後者のような体験の方が、おもしろさがあります。

一般的には、用意を周到に行えばたいていのことは、
それなりに進むような気がします。
持っていくものも準備万端で、何を言えばいいのかとか、
会う相手のことも調べる時間もあって、
シュミレーションできるから、不安も薄れるし。

でも、準備する時間もなく、
どんな相手なのかもわからず、
こういうとき、何を自分は優先していたのだろうかと振り返ると、
まずは、ちゃんと話を聞こう、でした。
またそう心が定まると、その後は心が落ち着き、
これから始まることが、何か楽しみにもなってきたように思いました。

わからないことが怖い、というのもありますが、
わかっていけるかもしれないと思うと、
希望が広がり、気持ちが軽くなります。

ああ、これって白を選んでいるときと同じだと思いました。

パターンのケアをしているときに、
黒から白を選ぶということをしますが、
そういうときではなくても(突然のことでも)、
瞬間的に白を選ぶということを、これまでもやっていたんだなあと
今更ながらですが、感じたのでした。

目の前の出来事に、
どんなカードを選んでいくか?って、こういうことだったのだ。

そして、「話を聞こう」は、
「もっとあなたが知りたい」になり、
「私も、丸裸になって話そう」になって、
その時間はとても自分にとって、意味あるものに変わったと感じました。

これは、前者であってもできたかもしれません。
準備とは、心の準備だったんだと思いました。
そこを軽くみていたんだな・・・と。
後者のようにカードを引き続けると、
こんなふうにとても充実した時間に変わるという体験。
急な予定に教わりました。



公園を散歩







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