嫌いな理由

映画「こんにちは、母さん」おもしろかった


以前すごく嫌いだった人がいて(今もたまにパターンは騒ぐが)、
もうここまで人を嫌うことってないんじゃないかと思っていました。
思っていたんですが・・・、
久しぶりのこのパターンの騒ぎように、
こんなに腹が立ってしかたないのは、なぜだろう?
とひたすら感じてみたいと思いました。

この怒りの感情をすぐにケアはせず・・・
というより、すぐにケアなどできません。
感情の波が、もう荒波も荒波。
「私」自身が飲みこまれているので、
そのままイライラを感じながら、必死で暴言を吐かないように、
一応そこは理性で、嵐が去るのを待ちます。

大嫌いだと言っているのは、パターン。
それは本当の、本来の「私」が思っていることではないので、
「私」とパターンを分離していることに意識を向けます。

「あなたは、怒っているんだね」
「あの態度は本当にゆるせないって、あなたは思っているんだね」
この「あなたは・・」と擬人化して言ってあげるだけで、
これだけで、怒りは自分と離れたところで起きているような感覚が生まれます。

そのあと、
じっくり、怒っている、大嫌いだ!と叫んでいるパターンに語りかける。

以前の嫌いと、今回の嫌いには共通のものがあるんだと思いました。
相手が自分と違う感情や感覚をもっていることを、
まのあたりにしたというところです。
世の中には、自分と違う感情や感覚を持つ人などいくらでもいます。
たとえ同じ悲しみでも、
その感じる深さや表し方がまったく同じという人はいないので、
自分と同じ気持ちになってほしいという方が無理なこと。

なのに、なぜ、自分と違う感情や感覚、表現をしただけで、
こんなに心は騒ぐのか?

そこには、立場が関係していると思いました。
同じ(ような)立場であるのに、
同じ(ような)立場であったのなら、こう思うはずだ、こう言うべきだ、
という決めつけが自分の中にあったのです。

そこが同じどころか、真逆な反応や言葉や、行動があって、
私の心の中に住んでいるパターンが、猛烈に反論している・・・という感じです。

【パターンとは】っていうお手本になるような出来事だと思いました。
~すべき、~してはいけない、~が普通、~なはずだ。
というものが、ことごとく叶えられず、
さぞかしパターンは怒り心頭だったことか。

自分と同じであってほしい。
同じような気持ちで、一緒にいろいろ話しがしたかった。
そう思うのは、それほど、その人と同じものを感じたかった自分もいたんですね。
怒りの奥には、そんな悲しみや、
同じではなかったんだという寂しさがあったのかもしれません。

大抵、期待(勝手な期待)があって、
それが叶わなかったときに、
裏切られたような落胆(悲しみや寂しさ、また自分が否定されたような気持ち)が残る。

そういう感情に飲みこまれすぎて、わけがわからなくなっていって、
ただただ、この人大嫌い。になる。
でも、そこで終わらせず、
その人が自分を知る機会をあたえてくれたと、
立ち止まって教えてくれる唯一の人だと思うと、
またこの機会が、特別なものになっていきます。

まだまだ、
このパターンには語っていこうと思います。



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