みんなちがって



人それぞれでいい!と思いました。
みんなちがって、みんないい・・・
と言ったのは、詩人の金子みすゞさんでしたね。

先日、自分と意見がまったく逆の話が出て、
わたしは自分の考えについてあれこれ話しました。
それを聞いた相手は、自分はそうは思わないと、
やはりあれこれ言ってきます。
どこまでいっても平行線のまま。

でも、翌日、もう一度相手の言ったことを考え、
この違いは、経験の違いなんだと思いました。
相手が経験していることを自分はしていない。
また逆もしかり。
だから、それぞれが体験したことをもとに考えると、
答えが違うということだったと思いました。

また、今日は、かかりつけ医のところに行ってきました。
先生は、最近急激にコロナ感染者が増えたこと、
インフルエンザと同時にかかった患者さんがいて、
市内の病棟がもういっぱいになってきて大変な事態になっていること、
こんな状況なのに、岩手県民はもう自粛することを忘れてしまったのか、
忘年会なんてしているところもあるし~まったく!
と言っていました。

先生が、話した内容よりも、
診察時に結構な時間、患者であるわたしとおしゃべりをしたことに、
正直おどろきました。
しかも、
会社の忘年会で、わいわい楽しく飲んできたばかりの自分。
先生が、まったくけしからん!と思っている人間が、
今、目の前に座っていますよ・・・

自分が思っていること、感じていること、していること、
それらとは違うものをもっている人たちがいます。

その違いがあっても、こうして関係性が築けていて、
なるほど~と思えることもあって、
適度な刺激や発見をもらい、
違いを知ることが、自分を豊かにしてくれているような気がしました。

そして、そこに、違いを悪とせず、
どちらが正しいということも思わず、
ただただ話を聞いていく。
すると、相手が違っているという視点から、
自分が違っているという視点にもなるなあと思いました。

世間一般的には、相手の言っていることが多数派で、
自分はごく少数派。
それだけのこと、といえばそうです。
多数派も少数派もどっちもいい、ということですね!






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