小学生の忘れもの


今日はとても寒い一日となりました。
雪もけっこう降りましたので、朝は道路も渋滞となって、
遅刻しないかどうか、祈りながら出勤しました(なんとかセーフ!)。

よく見る夢で多いのは、学校や職場に遅刻するという夢です。
時計を見ると、完全に間にあわない。
というより、もう数時間は過ぎてしまっていて、
遅れた言い訳を必死に考えている・・・というものもあります。

そこにプラスαで、忘れものがある。
というのもよく見る夢です。
遅れたぶんざいで、さらに持ってくるの忘れた!
それはそれは、ひやひやもんです。
あーーーまたやってしまった、
と夢の中でひどく落ち込んでいることもあります。

おそらく、この手の夢を見てしまうのは、
小学生の頃の強烈な思い出にあると思っています。

体育でスキーの授業がありました。
たしか小学2~3年生だったと思うのですが、
前の日から、よくすべるようにとスキー板にロウをぬって準備をしていました。
スキーは結構、子どものレベルでは滑れていた方だったので、
得意なところを見せたいという気持ちで、
うきうきしながら朝を迎えたと思います。

当時は時代がまだ、車を運転しないお母さんが多かったので、
今のように、学校に子どもを送っていくとか、
スキーを運んであげるということもなく、
子どもたちはみな、親に頼らず、重たいスキーやスキー靴を自分で持って、
息を切らしながら登校していました。
2日間にわたって運ぶ子もいましたが、
わたしは持っていく日の話をちゃんと聞いていなかったのか、
1日で持っていくことになりました。

雪道で、ただでさえ歩きにくい中、
学校にやっとの思いで到着するとー

みんなの様子をみて、すぐに顔が青ざめました・・・。

ラ、ラ、ラ、

ランドセルわすれた!!!

一目散に、家までの近道を泣きながら戻ります。
雪にずぼずぼ足をとられながら(長靴の中に雪が入って冷たかった)。

だれも歩いた足跡などない、まっさらで真っ白い雪におおわれた広い畑。
そこを少しでも近道したくって、
対角線上によこぎり、ひたすら家を目指して歩く。
本当だったら、こんなきれいな雪の上を歩けるなんて、
そんな贅沢めったにないことなのに。
味わってはいられない。

足跡がないところって、
早く歩きたくても、ずぼずぼ入って歩けないんですよね。
全然進まない!というもどかしさに、また泣く小学生のわたし。

その後、どうなったのかは忘れましたが、
何十年経った今も、あの銀世界は覚えています。

普段から忘れ物が多くて、おっちょこちょい。
でもさすがに、ランドセルを忘れるなんてー
自分でもまさかのまさか。
こんなに、あたしってバカだったんだと、
学校に到着するもっと前に気づきそうなものですよね。

そんな夢みたいな思い出ですが、
大人になってもたいしてそういうところ、
変わっていないように思います。

化粧し忘れて会社へ行ったときもあったし、
財布をもたずにランチに行ったときもあった。
財布はもっていたけど、
お金が入ってなくて駐車場から出られなくなったときもある。

本当にいつもどこかが抜けている。
よくこんなんで今日までやってきたなあ
と、ちょっと褒めてあげたいです。



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