2つの心



お盆前から続いている雨で、いろいろ予定を変更して過ごしていましたが、
昨日は朝からやっと青空が見え、これは海に行くしかないでしょう!と、
お墓参りの後は、地元人しか行かない小さな海水浴場へ。

三陸の海って、
一番暑く海に入りたいこの季節に、冷たーい『やませ』が吹きます。
内陸はカラッとしたお天気。さぞかし海は最高だろうなと思って行くと~
そこには低い雲と真っ白い霧が漂い、冷たく湿気を含んだ風が海を覆っているのです。
寒っ・・・

水が冷たくて、悲鳴をあげてしばし固まる。
でも、だんだんそれにも慣れてきて、
スカートのすそをまくり上げ、じゃばじゃばと波と遊びます。
結果、ずぶ濡れになりました。

自分だけの世界を楽しんでいい・・・
自分対宇宙、という大きなものの中に包まれ、
砂の中に足が吸い込まれるたびに、「私」と宇宙が一つにつながっているような感じもします。
そしてそこには、どこまでも純粋な心が広がっている気がしました。

自分自身の中には、
この目の前に広がる海のように美しく、純粋で広い心と、
窮屈で暗く、どんよりした狭い心があることを感じます。

はじめからすっと、いい心でいくこともあれば、
今日はいい心ではなかったけれど、次は違う心を使ってみようと決心するときもある。
真夏のやませにがっかりする人もいれば、関係なく海を楽しむ人もいる。
同じものを与えられても、受け取るものは違います。

人生を創っていくって、そんな感じなのかもなあと思いました。















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