初・東京バレエ団




先日の、初・クラシックコンサートに続き、初・バレエを鑑賞しました。
ポスターのプログラムに『ボレロ』と書かれてあるのを見て一瞬で、
あ!これ観たい!と思いました。

わたしにとって、クラシックといえばボレロ(思えば、ここから始まった)。
単調に刻まれるリズム、静けさの中の緊張感からはじまり、繰り返される旋律。
強さが増していく音楽に鼓動が高鳴り、クライマックスに向けての曲調の急展開が好きです。
何度聞いても、感動します。

そんな大好きな曲に、バレエがあったとは・・・
というか、バレリーナのために作られた楽曲だったんですね。
いろいろ調べてみると、バレエなのでちゃんと物語もあり、
酒場で一人踊っていた踊り子に、周囲が魅了されていくというストーリー。
まさに曲に、踊りに、惹き込まれていった自分のよう。

東京バレエ団のボレロ(柄本弾さんのボレロ)は、本当に素晴らしかったです。
踊りというより、儀式のような神聖さを感じました。
女性では唯一踊ることがゆるされているダンサー上野水香さんのボレロも、
いつか生で観てみたいなあと思いました。

踊りの中で、腕を下げ、肘と肘を合わせて手首を90度に開くポーズがあったのですが、
そこがすごく気になりました。
どうしてあんなポーズを使うんだろうか(もう少し複雑でバレエらしい形もあったろうに)。
それゆえ、すごく真似したくなって家に帰ってからやってみました。

おお、肘と肘を合わせるってこんなにきついんだ。
あんな単純なポーズと思ったけれど、
すごくシンプルであることほど、きれいに見せることが難しいのですね。
足の位置も何となく真似して、リズムも何となくのってみました。
一体、この人何してるんだろう・・・
という感じになったのは言うまでもありません。

でも、そんな笑える自分が鏡に映ろうと、
こうかな?どうかな?と真似することがだんだん楽しくなってきます。
そういえば、
楽しそうなこと、いいと思ったことをすぐ真似する子どもだったなあ、
と昔を思い出しました(ピンクレディもすぐ覚えた)。

盛岡は昨日からさんさ祭りが始まりました。
バレエもさんさ踊りも、
踊ることが楽しいし、観るのも楽しい、という人たちがたくさん参加し、
街は3年ぶりのにぎわいとなりました。
踊りたくなる!という感覚を本当に久しぶりに思い出させてもらった夜です。






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