やる気はある

今日は帰りに、ラーメン屋さんの餃子を買って母に届けました。
焼き立てあつあつの餃子に、母も大喜びでした。
そして「もう、なんにもしたくないのよね~(食事の支度のことを言っている)」と。
このくだりは、毎回自分がご飯支度をしようとすると母が口にする言葉です。

それだけ、ご飯を作らなくなったことが、
主婦としてダメなことだと思っているのか、
それとも、他にもたくさん思い通りにならないことを知ってほしいのか、
とにかく言わずにはいられないのだろうな~って思います。
私も「今までずっとやってきたんだから、もう楽していいんだよ」
と、自分が支度をすることは全然平気だというような話で終わります。

でも、今日は特に、
最近調子が出ないというようなことも言い、
「やる気だけはあるんだけどね」とか
「今日はこれをやろうって思っているんだけど、やりたくなくなるのよ」
と言っていました。
やりたい気持ちはあってもできない。
これ、年老いた母だけでなく、私もだからよ~~~くわかります!

本当に、今日はあれをやろうって思うことがあるんだけど、
何ならわくわくしながら思うんだけど、
身体が動かない、やれない・・・ということがあるんですよね。
若い人が言う、やる気ある無しとは違う話なんだと思う。
自分だって、あと10年したら、
もっとそういう現象が起こってくるんだろうな。

でも逆を言えば、やりたいこと、好きなこと、こうしたいという願望は、
いくつになってもたとえ身体が動かなくなったとしてもある、ということ。
それが人の進化なのかもしれないし、
どこまでも成長したがる、より良く生きたいと思うのが人なのかもしれないです。

だからこそ、母が今やれている事は、
本当によくやっていると褒めたたえたいし、
自宅での生活が続けられるようにできる限りしていきたいと思いました。
朝起きて着替えをする、新聞を取りにいく、デイサービスに行く、冷蔵庫から飲み物をとってきて飲む、作り置きのおかずなら食べる、テレビを見る、寝る前に水を枕元に置く・・・
認知症になっても、
そういう日常のルーティンができる母を、私は尊敬しているんだと思う。





モノレールってわくわくする





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