ありがとうの気持ち

昨日から雪が降り積もり、2月の景色になりました(やっぱり雪無しでは春は来ない…)。
除雪車が通った道路は、テカテカのツルツルですので皆さま運転気をつけてくださいませ!

先日ラーメン屋さんで、ばったり母が通うデイサービスのヘルパーさんと会いました。
亡くなった父もとてもお世話になった方で、
父が認知症でなければきっとその方を絶賛していたのではないかと思うほど、
仕事ぶりはもちろんのこと、いつも温かな対応で優しい心がにじみ出ているような方なのです。

当時、父がもうあぶないという時、不安そうな母のことを思いたくさん声をかけてくれました。
母は耳が遠く空返事をしてごまかしてしまうんですが、
そういう時も、背中をさすってくれたり手を握ってくれたり。
そういうことをごく自然にする方でした。
私は当時のことが忘れられず、いつかお礼を言いたいと思っていました。

ご夫妻水入らずのお昼だったのでしょうが、
ラーメンをすすりながら、いてもたってもいられなくなり、
奥様は素晴らしいヘルパーさんなんですよ!って話しかけ、しばしお話をしました。

今その方はそこを辞めてしまったとのこと。
すごく残念だけれど、
もう会えなくてあたりまえの状況だったのに、
こうして最後にお礼を言えたことが本当に良かったと思いました。

ふと、以前にも同じようなことがあったのを思い出します。
自分がお世話になった方、両親がお世話になった方、娘がお世話になった方にばったり出会うという出来事が結構私にはある。
心に残っていることや感謝していることがあると(これは、時々ふと思い出すようなこと)、
偶然ばったりその方と会ったり、その方をよく知っている方と会ったりということが、
思えばかなりの確率であるような気がしました。

今回も話をしていたら、私が以前仕事で助けられた方のこともご親戚で、
あーだから雰囲気が似てるんだ!とまた嬉しくなりました。

もう、会うことがないかもなと思う間(再会するまでの間)って、
何かもう会えないだろうけど、気持ちとしてはずっと繋がっているような勝手な感覚があります。
不思議だけれど、そこに少しだけ安心感のようなものもあったり、
もどかしい中にもその見えない繋がりを信じているところがあるのかも。

さらに、これは自分の行動にも、もしかして助けられているのかもしれません。
一人ラーメン屋で、さも何回か来ている客のように、大きな声で注文する自分で良かったと。
(それで気づいてもらえたのだから〜!)

お礼を言わせていただけるって、言えた側の方がありがたい気持ちになるんですね。

今までありがとうございました。
そしてどうぞこれからもお元気でいてください。


盛岡城跡の石垣も隠れた!




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