続く秘訣

音楽番組を見ていたら、
何十年も続けてきたバンドや、何十年も歌ってきた歌手の方に目がいきます。
昔より、より魅力が増していることに聞き入り見入り、
そして、なんじゅうねん・・・という響きにも、
胸が熱くなってしまうんですね。

だって、それほど長~い年月には、
必ずや紆余曲折があったに違いないし、
そういう苦しい時期があってもなお続けてきたということは、
本当にもう、どういうことなんですか?
どうやってここまで来れたんですか?って思うんです。
すごいことです、なんじゅうねんの歳月は。

好きだから、それしかないからやっている。
といった答えもあるかもしれませんが、
そこには本題の音楽が半分、
もう半分は音楽と全く関係のないようなことが、
その人の努力によって積み上げられているような気がしました。
音楽が中心の世界であって、でも音楽だけに固執しない世界です。

いろいろ正反対のものをやっていくと、
あらゆる面での柔軟さ、思考の広がり、
好きだけではないところへの向き合い方もでき、
これまで目を向けなかった才能(資質)も磨かれ、
自分という人間のバランスが取れてくるような気がします。
この丸いバランスが継続をもたらす?

好きなことを突き詰めるだけでなく、
ちょっとそこから離れる時間が、また好きなことへの深みを持たせてくれる。
そうやって何十年と一つの道であってまた、
その時々でちょっと夢中になるものも迷わず楽しめる柔軟さは、
何をするにも長続きするコツのような気がします。
長く、もうずーっとやっている…そういう人生っていいなあと思う。



八幡宮からの青空








コメント