新年度

去年の今ごろ、憤慨していた自分。
何に怒っていたのか?というと、自分の仕事の売上に対してです。

福祉で、NPOで、どう売り上げが関係するのだろう、
って思う方もいるかもしれませんが、結構あるんですよ~これが。
年度末でだされる数字によって、来年度の報酬単価というものが決定するため、
その数字が下がれば、同じ量の仕事をしていては当然数字としては上がらないことが目に見えます。
毎年、この一年どうなるのか、どきどきの時期ではあります。

自分の担当する、障害のある方が長く働くためのサポートというところ、
数字を上げるために、
どんな状況でも働き続けていればいいのかといえばそうではないですし、
嫌ならすぐ辞めればいいというものでもなく、
正解がない中でいつも葛藤しています。
うまくいかないことがあると、担当である自分がダメだからだ・・・
というパターンは少なからず毎回顔をだします。

そんないろいろな思いをもちながらも、
他人の就職についてもやはり見るべき点は、
自分の仕事に対するあり方なんだということ。

そんな一本芯の通ったことを今ここで言っているけれど・・・
去年は、「こんなに頑張った割には、この数字か!」
と、自分の仕事が数字ではっきりと評価されたようで(なんだかんだいって、この程度ですよと)、
やる気も急降下していたのでした。

それからは、自分を納得させるかのように、
売上ではなく自分の仕事の仕方を見直そう、自分の言動を変えていこうと思い直しました。
やがて、毎月の数字は把握しつつも、
昨年度の屈辱を晴らそうなどということはもう考えもせず、
あれだけ憤慨していたこともすっかり忘れ、
一年間、目の前にあるものをたんたんとやってきたように思います、振り返れば・・・。

そして今年度はどうかというと・・・

数字が上りました(ということは売上も自然にあがる)、
やった~!!!
となるかと思ったら、
そうか~・・・そうですか・・・という平穏な自分がいました。

もちろん会社にとってはいいことだから嬉しいのですが、
こんなに喜びが爆発しない自分が一年後にいたとは、
去年の今頃の自分に教えてあげたかったです。

この時期、新しい職場へ異動になった方や新生活を送られている方も多いことでしょう。
その緊張感や期待感、もしかしたら不安感など、
変わるお天気のようにいろいろな複雑な思いがあるかと思います。
でも、
だんだん暖かくなっていく日差しを浴びながら、
小さな新芽が伸びていくように、
春はどんな人をも伸ばしていこうとする季節なんだと感じます。

自分自身もその中の一人として、
来年の今頃に、こういう自分がいたか~というどんなおどろきが待っているのか期待して、
こつこつ頑張っていこうと思います。












コメント