春近し

今朝は、まさかのドカ雪が降りました。
横なぐりの強い風に、水分たっぷりの重た~い雪。
寝ている間に銀世界が出来あがっておりました。
でも、お昼になって、積もった雪もあっという間にとけはじめています。


雪に一喜一憂している自分がいるけれど、
まさしく日々の生活でも同じことが起きていると思います。


この季節に降る雪は、すぐにとけるということも、
その後ぐちゃぐちゃになって歩きにくくなることも(運転も大変)、
一見晴れていても風は真冬並みということも経験済み。
それもこれも、春がもうすぐそこまで来ているからこそ!と知っているので、
口で言うほど大変だとは思ってないのです(ただ騒いでみたいだけか)。





それが、
何か不安や悩み、悲しみや怒りなど心に引きずるものがあると、
些細なことでも、気持ちが引っ張られてしまうことがあり、
雪だるま式に深刻なものを作りあげてしまうことがあります。


つらい時はこのままずーっと自分は(この状況は)、変わることがないのではないか、
自分はやっぱりダメな人間なんだというところまで信じてしまい、
動けなくなってしまうこともあるのです。


それほど、不安の種は、ある意味小さくても手ごわく思いのほか頑固で、
知らぬ間に心の中で育ち続けてしまうもののようです。
雪が必ずとけていくように、
変わっていかないことなど何一つないのに、
それは分かっているけれど、早く変わりたい、楽になりたいと思ってしまうのが人間なのでしょう。


変われない自分、同じままの自分。
そんな自分を心からゆるせるようになったとき、
いろんなことが変わりはじめていくのかもしれないですね。






最近は、元気になった友のことを、
春の陽気を感じながらふと思い出しては、
どれだけその友から多くのことを教えてもらっていたのか・・・
ありがたくしみじみ深く、本当に嬉しく思っている自分に気づきます。


また、このごろ元気がない友のことも。
今日の天気のように、春だと思えば雪が降り、またとけては必ず青空が広がることを、
一緒に感じられたいいなあと願います。
大丈夫、どうにかなっていくよ・・・という思いをいろんな空を見あげては送っています。


そして、自分自身へもしかり。
今までと何かが違っているような、今までのようにはいかないような何かを感じます。
季節の変わり目だからなのか?
いろいろな感情がめまぐるしくあることに追いついていないようにも思う。


移りゆく季節とともに、よ~く自分を観察しながら、
いい流れに乗っていけたらいいなあと思う今日この頃です。






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