これだけのために







今日はコーヒーショップでランチをしました。
このお店はまだ3回目ですが、結構気に入っています。

オレンジ色の壁がなんだか明るい気持ちにさせてくれる店内。
窓の外の景色はさほどいいわけではないけれど(普通に道路)、
店内はこじんまりとしていて落ちつきます。

店内のどこかを見てぼーっとして過ごすことができる・・・
これってゆっくり過ごすには大事なポイントだと思います。
中には、どこか目のやり場がないような、
店内のどこを見ても落ちつかないような喫茶店もあります。
お店の人の波動なのか、テーブルの配置なのか、
窓の向きなのか、インテリアや色なのか・・・???

でもここは、スマホをいじらなくても、本を読んでいなくても、
窓ぎわの席ではなくても、気兼ねしないでぼーっと過ごせる。
そういう雰囲気がお店にあるように思います。

そしてやはり、コーヒーがとても美味しい(すっきりした味わい)。
わたくし、コーヒーが飲めるようになったのはここ数年のことで、
まったく通でもなんでもないのですが、
休日は特に、ここでコーヒーが飲みたいなあと思うことがあります。
でも、自宅からはちょっと遠いので、
もう少し暖かくなったら、バスに乗って(あえて車ではなく、バスで)、
この一杯を飲むためだけに来てみたいなあと思っています。

このためだけにわざわざ行く・・・
ということが、自分は結構好きかもしれません。
それだけのために行くなんて疲れるとか、時間がもったいないとか、
あっという間に終わってしまうことなのに・・・とは思わない。
そういうことに労力を惜しまないことが、
何か大事なことのようにも思っているのかもしれません。

行くまでの時間のわくわく感と、着いてからの楽しみと、
帰りもまたそこに行けたうれしさというか、
たくさんの発見と、景色と、新しい世界を見たような新鮮さもあれば、
懐かしい(ここに来ることになっていた自分を知っていたかのような)感覚を覚えるときもあります。

たった一つのなにか気になるもの、好きなもののために、わざわざ行こうとするとき、
行っても必ずしも目的が達成されるとは限らなかったりすることもあります。
その行ってみないとわからない、というところにもまたそそられてしまう性格のようです。

そういうことへの労力は惜しまない。
自分を豊かにしてくれるものがあることを、知っているような気がするし、
無駄だったかのようなことをして楽しめている自分も、どこか好きなんだと思います。

と考えると・・・
本当に効率的にとか、合理的にとか、成果や結果がはっきりしているものとかよりも、
何だかよくわからないけれどおもしろい!
と自分だけが感じることをしたいのかもしれません。
子どものときからそこは変わっていないのかなあと思います。


















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