染みこんでいたもの
今日は、同じ目標をかかげている友人と、 一緒に練習をする時間を持ちました。 一人で練習するのはあたり前ですが、 相手の良さをみて、自分を高めていく。 ということをしてみたいと思い、私からお願いしたのでした。 同じ目標と言っても、すっかり同じことをやるわけではないのですが、 【人前で話す】という点においては一緒。 どうしたら相手に伝わるか? 自分では気づかない、言葉のわかりにくさも見えました。 やはり、やってみて良かったです。 彼女の声が、話し方が、とても耳に心地良いなあと思いました。 これは生まれ持ったものだと思いますので、 その人の個性というものが、その空間いっぱいに広がり、すごくいいなあと思った。 では、自分の個性は何だろう? 何かしら、表現することはできただろうか? 一人で練習してみたときは、たんたんとした口調になってしまうけれど、 たった一人であっても、目の前に人がいるとなっただけで、 急に熱があがっていくような、力が入るような感じがしました。 伝わるというのは、この熱量が伝わっていく感じなのだと思います。 熱とは、声を大きくすることのように思っていましたが(なんて単純な)、 そうではなくて、その声が全身に染みこんでいく感じがあるとすれば、 それはどのような話し方で、それはどのような気持ちで話すことなのだろうか? と考えました。 やっているうちに、気づいたことですが、 目の前の人ではなく、 なんでしょう、それを知らなかった頃の自分に話しかけているかのような気持ちにもなりました。 自分へ語る自分。 頭にたくさんクエスチョンマークを点滅させていた自分に、 これならわかるかな?と、言葉を選んで話す。 それは、パターンを理解したいと思う気持ちにも似ています。 かれこれ10年以上も前に、 あ、これ、なんかおもしろいかも・・・って思った自分へ、 今の自分ならば、なんとなくではなく、 ちゃんとわかりやすく話してあげられるかもしれない。 また、友人から言われて、 相手の背景に合わせて話すというところが、 もしかして自分の個性であるのかも。 って思いました。 まだまだできていませんが、 そういうことを考えながら作っていく工程はたしかに楽しいです。 これは私一人では気づけなかったと思います。 それにしても・・・ 本当に、不思議なくらい話って、 内容より雰囲気、空気感で受けとって...